直接HTMLファイルの各タグに色などのデザイン情報を書き込むと、ホームページのページ数が増えてからサイトのイメージチェンジをする際、全部のHTMLファイルを書き換えなければならず大変です。
HTMLタグのソースをシンプルなままで、スタイルシート入門講座で<h1>タグに直接設定したデザインを適用するには、タグに書いたデザインを外部のスタイルシートに記述して、HTMLファイルから外部スタイルシートの情報を読み込めばよいのです。
<h1>にスタイル属性が入っている下記のサンプルHTMLファイルを元に、外部スタイルシートとHTMLファイルに分けてみましょう。<h1>タグにスタイル属性がごちゃごちゃ記入されていて、タグが見にくいですね。
とりあえずHTMLファイルはこのままにして、外部のスタイルシートを作りましょう。TeraPadで新規作成をクリックし、何も書いていない状態で「名前をつけて保存」をします。(無料のHTMLエディターでTeraPadのダウンロード方法を説明してあります)名前は style.css にします。拡張子 .css は、スタイルシートですという意味です。
スタイルシートができたらHTMLタグの<h1>からstyle="text-align:center; background-color:blue; color:white"部分を切り取って、元のシンプルな<h1>タグに戻しましょう。切り取った属性の、デザインを決定するスタイルの部分(text-align:center; background-color:blue; color:white)だけをstyle.cssに貼り付けます。
text-align:center; background-color:blue; color:whiteは、<h1>タグに対する情報なので、スタイルシートの一番初めにh1と入力し、デザインの値を { } で囲います。下記のCSSソースサンプルのようにスタイルシートに記入できたら、上書き保存して下さい。
これで外部スタイルシートが完成しましたが、まだHTMLファイルから外部スタイルシートを呼び出すタグを入力していません。外部スタイルシートを呼び出すタグは、HTMLファイルの<head></head>の間に記入します。下記のタグをHTMLファイルにコピーして貼り付けてください。これが外部シートを呼び出すタグになります。
上記のstyle.css部分がスタイルシートの名前です。別の名前のスタイルシートにする場合はここだけを書き換えます。すでにサイトを持っている方は、スタイルシートファイルを絶対URL(http://~)で指定することもできます。
シンプルなままのHTMLファイル、外部のスタイルシートの2つのファイルができましたか?HTMLのページを増やすときも、<head>の中にスタイルシートを呼び出すタグを入れておけば、タグに情報を書き込まずに外部スタイルシートのデザインが適用されます。
下記にHTMLファイルと外部CSSファイル、ブラウザでの見え方をアップしておきます。
外部スタイルシート設置に関するまとめは下記のとおりです。